12.11.06 ドキュメント the靴磨き道具箱②
おはようごぜます
シリーズ第2弾
遂に製作に入りました。
いつも私達、造作家具屋は
工事現場の監督さんや店舗屋の番頭さん等から
急かされて急かされてイジメぬかれて
建築、内装業界の末端の場末で
目の回る日々を木屑にまみれて耐え忍んでいますが、
この靴磨き道具箱のお客様は
特に急いでいないオーダーですので
余裕のある時間に楽しんで丁寧に仕事させて頂いております。
実際、こういった繊細で緻密な家具は”走れない”仕事なんですよね。
特注家具を生業にしていると
全く同じ物を作る機会はは、
ほぼゼロ。
毎回、初めて作る物の連続です。
でも何年もやってると
だゃーたゃー(だいたいの名古屋弁?)
似た様な物は作った事がある様になって
パターン的に、
あ、あのパターンで行けるなって思うと
ある程度”走れる”物ですが
”走る”と良くみんな失敗してます。
”走る”と、ついつい思い込んで作っちゃっうので
出来上がると図面と違った物が。。。
なんて事。
なんか話がズレてきてスイマセン。
さて
今回のこの道具箱の製作担当は
やすくん。
最近はバカでかくてクソ重い家具ばかりで
体がまいっていた所にこの小さな箱!
口笛吹きながら楽しそうにやってます^^
製材したオークの20㍉の無垢板で
蟻組み継ぎ(ダブテールジョイント)の加工をしています。
この組み継ぎって、
いかにも木工!家具屋!
って感じがして気分が上がります。
この組み継ぎで箱を組みます。
日本酒に目が無いやすくんがこれを持つと
酒升に見えそぅ!
大きすぎだし檜じゃないけどね。。
まだまだ
写真の下のオークの板から道具箱の蓋などの材料取りをします。
はい。
今日はここまで。
ではでは
つ・づ・く